修理のご相談

排ガス冷却装置

よくあるご相談内容一覧
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よくあるご相談内容 対策例
集塵機入口温度が150℃~200℃間の値に安定しない 産業廃棄物焼却炉から発生する排ガスは、焼却物が『廃棄物』であるがゆえ、 その発生量・発生温度は、燃焼状態により大きく変動します。しかし、どのような燃焼状態でも排ガス冷却設備は一定温度の冷却された排ガスを集塵機に供給する能力を有する装置である必要があります。廃掃法構造基準では『集塵機に流入する燃焼ガス温度をおおむね200℃以下に冷却する冷却装置・・』と規定していますが、実用では下限150℃・上限200℃が妥当です。
上限200℃・・・ おおむね集塵機濾布の耐熱温度であり、 これ以上の温度にさらされた濾布は劣化 最悪の場合燃焼します。
下限150℃・・・ 燃焼ガスが130℃以下では、排ガスに含まれる 水蒸気が凝縮(液化)し始め、排ガスに含まれる 塩化水素ガスがその水分を得て『塩酸』となります。『塩酸』は強酸であり、集塵機濾布、並びに接ガス部鋼材を著しく劣化させます。これを『低温腐食』といいますが、この現象を完全回避する温度は150℃以上とされています。
産業廃棄物焼却炉では、下限温度150℃を下回る排ガス冷却が行われている場合が大変多く集塵機濾布・排ガス部鋼材の 耐久性に疑問が持たれる設備が多数存在しているのが 実情のようです。このような設備の場合、排ガス冷却設備の 設計自体に問題のある場合がありますので、設計計算を再検討の上、対策を講じる必要があります。
冷却効率が以前より悪化した 熱交換パイプ内部が詰まっている(間接水冷式冷却設備の場合) 高圧エアーによる熱交換パイプの清掃を行います。
冷却水漏れが発生している (間接水冷式冷却設備の場合)


各部の破損・腐食が起こっている

間接水冷式冷却設備の多くは熱交換パイプ(伝熱管)外壁を 冷却水で満たし、冷却水と排ガスとの熱交換により排ガス温度を 下げるものですが、その熱交換効率が良いことから冷却水を沸騰 させる設計が多いようです。沸騰の結果生じた気泡が集まり エアーだまりとなれば、その部分には冷却水が接しないことになり 劣化(腐食・破損)します。間接水冷式冷却設備における上記 エアーだまりの排除には大規模補修・交換工事が必要です。 また、冷却水蒸発量に対する追加給水量不足も各部劣化の原因 として考えられます。

弊社では以下の対策を講じます。

①通常運転における冷却水蒸発量の算定

②それに見合う十分な給水量の確保

③エアーだまり排除のための改造工事
ドレン水が大量発生する (直接冷却水噴霧式冷却設備の場合)


壁面等の耐火材の欠落が起こっている (直接冷却水噴霧式冷却設備の場合)

直接冷却水噴霧式冷却設備で重要なのは冷却水の噴霧形態冷却設備容積です。適切な設計であればドレン水はほとんど発生しません。

弊社では以下の対策を講じます。

①燃焼ガス発生量と設置された冷却設備容積の確認

②冷却水噴霧形態の再検討

③適正な噴霧形態への変更

以上を行いますが、
②の段階で噴霧形態変更のみで対応できない場合は

冷却設備容積の再検討

⑤冷却設備容積の拡大工事を併せて行います。

又、壁面耐火材の欠落は経年劣化という原因の他に噴霧ノズルの劣化による冷却水一点集中噴霧によっても起こりますので、この場合には噴霧ノズルの交換が必要となります。
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